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2000年4月。土地を手に入れた。6
段からなる元棚田。各段の面積はそれほど広くなく、
むしろ家を建てるには狭いくらいだ。そこで家の間口は2.5間 4.5メートルしか取れなかった。 ながさは13メートル取れたので、横長の建物になった。 庭作 りの下準備 2001年から。 いよいよ庭作りを開始することになった。その準備段階として、旧宅ダス・ワンネスにある 植物を引っ越しさせること、挿し木や購入で植物を増やす態勢に入った(一部は2000年から始めている) ![]() *キクイモの球根掘り出しーー一番下の段に植え付けた。群生するように多数。 *20cmの高さの挿し木した芙蓉が真ん中にたくさんの花を咲かせた。毎日ひとつずつ花開く。 根は、30cm以上の長さ。 淡いピンク。 4つ。 *八重のこでまりを分株する。今年の春に800円で買ったが、分枝を10本ほどつけている。 残念ながら一重でない。これから気を付けよう。株分けして大1本を中3本へ。 *イチョウ挿し木5本、ムクゲ挿し木6本。クチナシ挿し木5本。ノウゼンカズラ挿し木3本。 *ツツジの5cmくらいの小さな苗も。 *畑のレンギョウを数えたら、大16本、きのうのが6本、計22本と別に何本かある!! *ダス・ワンネスからソローヒルへもっていく植木に紐を縛り、印を付けた。小さな椿、紫陽花、 落葉樹、美容柳と雪柳は株分けしたい。 *紫式部の鉢植えを280円で購入。大30cmなのに8本の枝に美しい紫色の実を付けている。 * エドが白木蓮の枝が真っ二つに折れているのを発見。皮が剥かれているので多分、鹿がかじった のだろう。挿し木を試みる。上の方についた花芽は開くだろうか。悔しい。 ![]() 敷地全体の構想図を参照のこと。家の設計を考えながら、まず庭作りから始めている。 家と庭と同時完成が理想だが。 木はドングリと挿し木で繁殖中。購入や寄贈の苗を含めて40種以上ある。 木は生物にとって、自然環境にとって何よりも大切だ。酸素を出し二酸化炭素を吸収する。 光合成をする。水を循環させ、そして溜める。野生生物を住まわせる。人を大地に引き戻す。 落葉樹は陰陽を作り、家の構造に重要な役目となる。自然資源を活用したいので、 その基本となる木はとても重要なのだ。菜園と花壇に加え、林が欲しい。 木の寿命は長いが生長に時間がかかる。だから一日も早く植えなければ、とまず木を植えているのだ。 道路、井戸、電柱の設置、近隣との会合、各役所との相談、設計、それらをするのに二年の期間をかけた。 その間、私はただ手をこまねいているだけでなく、自分で出来ること、しなくてはならないことをしようと 考えた。 それはまず、敷地内に木を植えることだった。業者は土地を売るために、地目山林の元棚田に生えていた木を すべて伐採し、焼き払ってしまったのだ。 周囲に森や果樹園はあるものの敷地内は丸裸である。だが二年も経つと、健気にも切り株から芽が出て、 何種類かの花木が低く立ち始めた。主に桑だが、卯の花、藤、ネムノキ、ハコネウツギ、ウルシもある。 私は花壇の設計を考えながら、下から二段目を林にし、三段目と四段目を花の庭園にすることを計画した。 (家は天辺と二段目に建てる。)各段にのり面( 斜面。敷地の坪数には入らない)もあるから、 まあまあの大きさの庭になるだろう。 今住んでいる家の庭木を懸命に挿し木して増やしている。苗屋さんから好きな花木の苗、土地質に合う苗を 買ってくる。友人たちが苗をくださる。 このようにして、レンギョウを数十本、ムクゲ、紫陽花、ツツジ、椿、山茶花、花水木、桜、ハク レン、 銀杏、楓、金木犀をそれぞれ複数植えた。ドングリから育てた柏や楢、挿し木から 育てたガマズミも、窓辺や庭に光と影を作ってくれるだろう。
![]() 木は長い寿命があるが、生長に時間がかかる。だから早く育て始めないと、なかなか成熟した木を見て楽しめ ない。 私の代では間に合いそうもない。ウィリアム・モリスも言っているように、家は、植わっている木を生かして設計 するべきなのだ。木のある場所に家が建つなら、木を移植する。 自然環境というが、ただ緑色があればいいのではないと思う。質が大切である。つまり、 どんな種類の緑かーー田畑、山、木々、草花ーーが問われる。わが敷地の周囲には、森や山の緑、田畑の緑は豊か だけれど、敷地内には木の緑が不足である。そこで私は取りあえず、木を増やそうと考えたのだ。連日土地を訪れ、 季節と天候の関係を観察し、土質と排水、日当たりを調べ、訪れる鳥や動物の種類を知り。 家作りと木を植えることを始めるのは、私の人生では遅かった、とも思う。けれどもこうして、自分の土地で 自分の住まいを作り出すことは、きっとこれからの私の人生をより大きく展開してくれると信じている。 ソローヒルの庭園の構想 2002年9月 原則として、敬愛するウィリアム・モリスの原則に従う(拙訳書『ウィリアム・モリスの庭』参照)。 すなわち、家と庭を統一すること。「庭は外の部屋」。植物は、自生種と一重を主体にし、 なおかつ帰化植物とある種の八重咲きも導入する。 イメージはナチュラル・ガーデン。日本庭園・西洋庭園の別なく混合。花木を7割、花を3割くらいで植える。 花の庭というよりも、緑の庭にする。 *自生種を主体にする。古くからある帰化植物は取り入れる。 昔ながらの馴染みのある植物、庭で作られてきた普通の植物 なるべく和名で呼ばれる植物(ダリア、カンナ、アマリリスなど昔からある植物はよい)を。 *最近の栽培種ーー新交配のもの、新種、外国名のものはなるべく避ける。 *花の色は白、黄、紫、青系、オレンジ系を主に、赤と黄の原色のきつい色の塊は避ける。 強い色はアクセント程度に(モリスの教え)。 *宿根草と低木類を混ぜて植え込む。 *作家や芸術家にまつわる花を選んで栽培する。exーー薔薇「ウィリアム・モリス」、「ロンサール」、 賢治の薔薇「日光」、ルソーの ツルニチニチソウ(ダス・ワンネスにあり)、コレットやターシャのタチアオイなど。 庭での休息のために木陰のための木を植える。 あずまやーーお茶、パティオ、パゴラ、ベンチとテーブル、なるべく自然に近いレーン(小道)を作る。 遠くの景色をのぞめるように。 2002年春までに実行 桜2、花水木2、金モクセイ1、紫陽花2、柏1、楓2、銀杏3 レンギョウ15 はくもくれん1、 山茶花1を移植した。 もともとある木は切り株の、自生の桑、ウツギ、ハコネウツギ、ネム、ノイバラが主。 2002年夏から いよいよ盛り土の花壇を作成開始。 1. まず最上段から下の段に材料を落とすための傾斜板(ランプ)を作成。長い急斜面なので困難だった。 2. 市が廃棄しもらい受けた石の道標を基礎に、もらい受けた杉の間伐材100本の丸太、長さ180cmで枠取り。 180/360cmの角型を2か所並べた。丸太は2本重ね。止めは、桑の木の枝を要所に打ち込んだ。 3. 枠内の草を取り除き、木材所でもらい受けた杉の木の皮のチップを敷くーー草が生えにくい。 4. 腐葉土と太海海岸で集めた海草カズメ(長くて厚い昆布状)を小さく切って混ぜ入れる。 土木屋から砂入りの赤土をダンプいっぱい2000円で買い(一つの苗床分)混ぜ入れる。 土運びが大変だった。エド、私、Yさんの3人で、45分かかった。 これにダス・ワンネスからの堆肥を混ぜ入れること。 秋に春用の球根と種を植える予定ーーダス・ワンネスの水仙と百合とチューリップの掘り出しをすること。 斜面をどうするかーー庭a=あずまや花壇にはたくさんの木が植えられる。 春ーーツツジ、雪柳、レンギョウ、 梅雨の頃ーー紫陽花、クチナシ 夏ーームクゲ、ふよう、ジンジャー 秋ーー紫式部 パゴラとトレリスーー藤、ノウゼンカズラ、葡萄、薔薇、 エドは庭a=あずまや花壇から庭b=パティオ花壇に降りる狭い斜面の階段を 作っている。 鍬で掘るとからからの粘土。そこに敷石を横に置いた。短い立派な石段が出来た。 やはり歩きやすく楽だ。早く5段の全斜面に楽な階段やスロープがほしい。 通路を何にするか迷う。草では草取りが 大変だ。コンクリは 不自然で嫌だし、 レンガも目立ち過ぎる。枕木がいいのだけれど、高い。砂利か、白い玉砂利なんてどうだろう。 それともタイルか。とにかく全敷地内では長いので、よく考えなければ。 移植した銀杏の色がよくなって嬉しい。葉の枯れた柏がどうか生き返ってくれるように。その他の木は、 暑い陽の中でよく頑張って新芽を出している。 5時すぎのソローヒル。庭部分にはまったく日が差していない。仕事はやりやすいが、植物のためにはどうなのだろう。 エドは、ライフゾーンと庭aをつなぐ斜面の階段をふたたび作り始めた。 私は庭aの測量をする。途中で道具につまづき転倒。胸や腰を打ち、痛めた。まったく、工事現場は危ないから、 よくよく気をつけなくては。 6:30にはもう日が暮れた。だんだんと日が短くなり、心細い。これからはもっと早く来なければ。 9月 昨日の豪雨で、地面はすっかり湿っている。このところ晴天がつづいたからよかった。そろそろ涼しくなるので、 ダス・ワンネスの苗をソローヒルに移したい。枯れないようにしなければ。少しでも苗木が増えるのが嬉しい。 さて、測量もすんだので、本格的に庭の設計をしよう。 この間ダス・ワンネスのリビングでぼんやりと庭を眺めていた。 手前に置いたサルスベリの鉢の花がやけに目に付く。 鮮やかなピンクだ。すると向こうの景色に目が行かないことに気が付いた。そうか、花の色が賑やかにあると、 そこにばかり目と心が行き、遠くあるいは向こう側の緑がぼやける。ソローヒルもダス・ワンネスも、 緑の景色が主体なのだから、やはり花は、副次的でいい。花の庭でなく、緑の庭にしよう。花の配置、 色と種類に気をつけなければ。 挿し木で増やした芙蓉に花が開いた。淡いピンクで大きく開いている。 今は50cmくらいの高さだが約2年かかった。 たくさんの毛虫に葉をやられ。蕾をやられ。それでもこうして美しい花を咲かせる。ありがたいことだ 。少し日陰になる方のは、蕾も多く葉も茂っているのだが、日照がたりないせいかまだ咲かない。 隣のムクゲたちは、少しずつだが毎日花を開いていて、健気。 これに元気づけられて、ムクゲやアイスバーグなどの、切り下ろした枝を挿し木している。 砂利を買ってきたので、ライフゾーンと庭aをつなぐス ロープ作りを 再開した。 ダンプから傾斜板に落とした砂を、一輪車で運ぶ。スコップ15〜20杯入れるととても重い。 傾斜が急なのでかなり多量の砂がいる。けれどもこうして上下を行き来できると仕事が楽でやる気が出る。 このスロープがで来てとても嬉しい。
今年こそ、秋の植木の移植を逃さない ようにし、失敗のな いようにしなければ。6時には真っ暗になってしまう。 蚊が出てきて襲われる。今日も、シャツがびしょ濡れになるくらいの汗をかいた。気持ちいい。 このスロープはアーチにしよう。庭への入り口として。白薔薇のアイスバーグとノウゼンカズラと藤の蔓を這わせて。 アーチの材料はもちろん、桑の木の枝で。モリスの教えに従って。 やっと念願のレンギョウの植え付けをし た。ダス・ワンネス の苗場から掘り起こして20本。 どれも挿し木からなのに、根がしっかりと張っている。ソローヒルの庭aの斜面一列に並べて植え付けた。 親の木は、東京の母の庭からもってきたもの。 エドが穴を掘る。堅い粘土がこぶし大の塊になって出てくる。そこに腐葉土をたっぷりと入れ、 苗を植え付ける。 長い根は短く切り、ひこばえや徒長枝を剪定して。軟らかい土を探し出してしっかりと根を固め、 水をたっぷりと与える。 それからもっとたくさんの土をかけ、腐葉土で包み込み、また水をかけてやる。 苗場でひしめき合っていた頃より、 ずっと逞しく見える。どうか来春には、美しい花を咲かせてくださいね。 それにしてもこんな小さな、1mにも満たない苗を植え付けるのに、 せいぜい直径10センチ内外に張った根を植え込むのに、穴掘りの大変なこと! この小さな穴から、大きな木に育つのだから、土の力、木の力とはすばらしいものだ。 設計図を書かないうちに、頭の中で考えているように植えてしまったが、よいだろうか。 これから雪柳、椿、山茶花などを移植する予定。 ダス・ワンネスの養苗場ではどんどん苗が育っている。ガマズミが7本、ムクゲが10本、芙蓉3本、 コデマリ3本は株分けする。雪柳が7本、クチナシ、キョウチクトウそれぞれ3〜4、ぼけ2本、 ツヅジ5〜7本、大きいのはムクゲ、芙蓉、コデマリくらいで後は皆、10センチ前後と小さいのだが、 確実に根が付いている。来年当たり、移植出来る。大きいものは今年移植する。早く場所を決めなくては。 今朝散歩をしていて、今年最初の彼岸花を見つけた。 よく見 ると、あちこちに蕾を持った茎が立ち上がっている。 そうだ、彼岸花だ。この花は田んぼの土手によく生えている。ソローヒルの粘土質にぴったりではないか。 そこで彼岸花を掘り出してソローヒルに植え付けることにした。ソローヒルの農道エド街道に生えていて、 きっと車の下敷きになってしまうと思われる花だけを掘り出した。庭bの縁に植え付けた。 何本かは蕾を持っているのであの真っ赤な花をそのうち開いてくれるだろう。他は球根だけなので、 今年のお彼岸には間に合わないだろうな。あと一週間しかないもの。これから何回か掘り出して 、庭のあちこちを縁取ろう。 球根はリアルタイムで植え変えるのが一番だ。 ゆり根を掘 ろうとしたが、どこにあるのかわからないのだ。 いよいよ移植開始。まずは9月にやるべき椿と山茶花。エドが庭aの斜面に植え付けてくれた。 花芽をたくさん持っているので、秋か春にはきっと美しく咲いてくれるだろう。 エドが、「ここからでは花は見えないかもしれないよ、ここでいいんだね」、と何度も私に念を押す。 「そこでいいのよ」と私は言う。優しい彼は、木が高くなり過ぎるのを心配して、私の好みの位置を確認しているのだ。 「だって、木は高くなりすぎたり幅が広すぎたら切ればいいのよ。人間なら、背が高すぎるから、 太り過ぎているからって、切れないでしょ」 こう答えて考え込んだ。まったく、植物は人間の言いなりだ。「邪魔だ」と切られたり、「忙しい、面倒だ」 と放任されたり、勝手な人間によって、美しくもされ、ぼうぼうにされ……、これから私は、 自分のエゴのままに植物と接しない、という覚悟をしなければならない。本当に出来るだろうか。 ダス・ワンネスの芍薬を掘り出して 持ってきた。庭bに行 く階段の両端に植えることにした。 まず左側を掘ると、重い粘土。芍薬は重い粘土質に合うと本に書いてあったので、安心して半分を植える。 ダリアのような根を手で割いた。 庭bに生えた草取りをする。エドが地階の段の草刈り。ずいぶん敷地が広い。 ここにゲスト用キャビンかお茶室が作れるね、と希望。こうして少しずつ整っていく 敷地を見渡していると、完成したらどんなにすばらしいか、と胸がときめく。絶対に完成させよう。 エドは北階段を作るために掘り始めた。だいぶ歩きやすい。 帰る頃に出ていた月が、満月に近くとても美しい。ここで暮せば毎月見られる。 本を見ながら、20cmの幅に掘った溝に、腐葉土、石灰、赤土の順に入れ、水仙の球根を50個埋める。 また杉の丸太を置き、さらに50個。2回分なので100個埋めた。あとまだ丸太1本分を埋めなければならない。 そして次は右側の斜面下に。 エドが下へ降りる北階段を物凄く立派 に仕上げてくれたの で、とても楽になった。 桜に虫がついたので木酢液を散布した。どうか立派に育って。 今日は秋晴れ。昨日調べたら、クチナシとぼけが移植時。おとといエド・レーン恵道えどうから掘り出した 彼岸花も植えにいかなくては。ダス・ワンネスの挿し木した芙蓉の一株が、酸い芙蓉だと分かった。 白い八重の花が次第にピンクに染まり、やがて濃いピンクになって萎む。こんなすてきな花があるなんてとても嬉しい。 挿し木してたくさん増やそう。 ぼけの小さい苗2本、残りの彼岸花、残りの水仙を植える。水仙の場所の土掘りは、私には今日はとても出来ず、 エドに頼んだ。これまでに150個植えたがまだ50個は残っている。 北石段に続く階段造りが始まり、ついに丸太と竹で強化した土の階段、 土段が出来た。まったく、 エドは何をやっても完璧に上手だ。これではやはり、家作りもやらなければもったいないというものだ。 毎朝ダス・ワンネスの裏にある養苗場に行くのが楽しい。芙蓉の花がピンク色に次々と咲いてくれるのだ。 それに酸い芙蓉も、次から次だ。ムクゲも相変わらず次々と咲いてくれる。紫の花の木を挿し木したが、 もう新しい葉を茂らせている。 ホームセンターで、探していた柳の木をみつけ、@980円を2本買った。枝垂れ柳である。 これはエドもほしかったものだ。どうか立派に育ってほしい。 移植可能ーートサミズキ1株、こでまり3株ーー株分け可能、ということで、今日それを実施。 こでまりを株分けして6本にし、斜面花壇へ。掘るのは私が簡単にやったが、植え付けはエドが苦労した。 粘土を掘るのが大変。 土も買ってこなくてはならない。 だが、植わってみると、だんだん庭らしくなってきた。 私 は花壇の1/5くらいにチューリップを20個植え込む。 それにアイリスを10個。まだまだ球根はたくさんいる。それに土も。ダス・ワンネスから運んでくるのはわずかだ。 2:40でもう、花壇には日が当たらない。頑張れ、植物たち。 直売所にエニシダの苗がたくさん出ていた。白と黄色のミックスを@400円で1本買った。 本で調べると、海岸地方に多く、豆科なので痩せ地にも良く育つという。黄色だけのも買おうかな。 今がちょうど植え付けの時期だ。 次のものを掘り出して持ち帰り、真っ暗なソローヒルに植え付けた。柿、ビワ、ニセアカシア、 雪柳、オリーブ、ゲッケイジュ、その他の小物のうち、原種のアヤメがあり、嬉しい。 ダス・ワンネスから土や堆肥を持っていくと、その中から小さい草が芽吹き、 自然とグラウンドカバーになりそうでうれしい。 このところ毎日2〜3時間ずつソローヒルに行く。あまり長時間だと本来の仕事に支障を来す。 毎日文字と向かい合っていてストレスを感じるが、ソローヒルに行くと急に元気が出て、 からだを使う仕事がしたくなり、やり出すと止まらない。やりすぎてからだが疲れ、痛む。 そろそろ薔薇も植え付けなくては。その前に場所を決め、苗床作りだ。5時間は日が当たらないと 駄目なそうだから、庭bの北東の端からになる。ツル薔薇以外のをここに集めて薔薇園にするか。 でもあまり、薔薇園というのにはしたくない。いろいろな花の中に交えたい。 ここは「ロージー・ガーデン」という名 にするか。薔薇だけ でないので、ローズでなく 、ローズのようなという意味でロージー。また楽観的なという意味もある。それからタチアオイのことは ローズ・マロウというから、薔薇とタチアオイを一緒に植えよう。 (2006年に知ったのだが、作家のコレットはこうして植えたという。) 近くの材木屋から電話があり、あ ずまや用の材木が入った。 ダス・ワンネスから運んだレンギョウを7本、サニー・レーンの残り部分に植える。 あずまや花壇の残り部分に土を入れる。これで一床が出来た。 ロージー・ガーデンの斜面に水仙の植え付けの続き、今日は30個。残りは又明日。 エドは、ダス・ワンネスから運んだサルスベリとシダレヤナギ2本を植え付ける。 掘ると、カチカチの粘土やベタベタの粘土で、まったく花のための土ではない。 それでもミミズが住み、強い草や木は生えるのだから、それにお米は実るのだから 粘土と言っても、生命力のある土に違いないのだ。 二人で、買った赤土をあずまや花壇まで運ぶ。大変な労働だ。「土一升、金 一升」 という言い方があるが、まったく土は、金にも変えられない貴重なものだ。ダス・ワンネスの 菜園には肥沃な土があるので(それはエドやその前の住人B氏が一生懸命に土作りをしたおかげだ)、 ふだんは土の大切さを痛感してはいないのだが、こうして軽トラック一杯分を2千円で買い、 それを苦労して運ぶと、土が米にも等しく思える。 敷地の天辺からざっと見渡すと、この夏から本格的に庭作りを始めて、短期間でよくここまでやったと思う。 まだまだ〃庭〃や〃花壇〃になるまでにはほど遠いのだが、見通しはつく。白とピンクの山茶花がそれぞれに咲いて、 祝福してくれている。 重労働をして疲れた。エド曰く「僕た ち、重労働をしてか らだが鍛えられ、長生きするかな。それとも 、病気になって家が建たないうちに死んでしまうかな」「きっと長生きする方でしょ」事実、私は、 どんなにからだがだるくても、ここにくると途端にからだを使いたくなるほど、エネルギーがあふれてくるのだ。 エドは昨日掘り出しておいたムクゲの苗を植え付け。2年前の2000年9月に10cmくらいの枝を挿し木して、 すくすくと100cmに育ち、根は四方にしっかりと張っている。横に伸びた根など、途中で鋏で切らなければ 土の中から抜けなかった。つい最近まで、毎日次々と美しい花を咲かせてくれたのだった。今日は3本 裸っぽくて荒い感じのするスロープの両側に植えた。あと3本残っているので、それを次に植えこもう。 私は水仙の植え付けの続き。30個ほどをロージー・ガーデンの斜面に。えぐられている部分に、 エドが掘り起こした粘土を運んでツギをし、よい土を上からかけて補修した。そこに一株か一球ずつ植えていく。 朝、ロージー・ガーデンの階段のそばに、新鮮な野のリンドウの花が蕾を持っていたのを見つけた。 そしてお昼に見たら、満開に花開いている。エドは早速写真撮影。ジシバリが美しい黄色に咲き、 オギの銀色が真っ白に光っている。ヤマハッカの紫の花、水引きの紅、野の花はここでは一層鮮やかである。 栽培ばかりでなく、これらの野草を大切にして、生やし続けよう。 あずまやを造る段の花壇、すなわちあずまや庭園の 正面斜面の草取りをす る。桑やウツギやクズ の根っこが張 り巡らされ、それを抜こうとする私の手は、ビンビンにしびれた。 エドはあずまや用の杉丸太の皮剥き。丸太を原寸通りに置いてみる。奥行き180x間口360cmの横長。 ちょっと変かな。 朝8:30、F氏、真冬の寒さの中、M氏とエドの三人であ ずまやの棟上 げを した。ちょうどいいサイズで屋根が出来ればなかなか見映えするだろう。屋根は杉の皮を敷き、竹で留めることにした。ずいぶん日本的になるだろうか。あまり そうしたくない。無国籍風にしたいのだが。 エドはあずまやの屋根の取り付けの下準備に忙しい。 出来たばかりのあずまやの天井下に座る。やはり落ち着く。向こうの景色も素晴らしい。 すうっと見渡せるように、向こうの景色を遮らないように、あまり高い植物は植えない方が良さそうだ。 低い階段にツル性植物のアーチを作ろうと思うのだが、ない方がいいかもしれない。もう少し様子を見よう。 新築工事の契約完了。いよいよ新しい家と庭へ向けて出発 進行! 12月にはたくさんの移植が待っている。柏やカエデ、ノウゼンカズラなどの落葉植物と薔薇の植え付け。 大いばらの木を掘り出すのと10鉢以上の苗。それから果樹の移植。工事の始まりと同時だから大変だ。元気にやろう! エドはあずまやの天井の続き。私はどんぐりからの苗木2本を斜面花壇cに植え、同bに買ったチューリップの 球根20球を植え付けた。 ダス・ワンネスの土のプランターを運んで、草が生えたまま、斜面花壇cのボーダーに植えた。 なかなかいいアイデアだと思う。 野草を移植することにした。家の下敷きになる運命のものを掘り起こし、土階段の脇と斜面花壇cの上に移植した。 リンドウ、イヌタデをたくさん、タツナミソウ。 ノボタンが次々と花開き、紅の山茶花も満開だ。これからいよいよ新築工事が始まる。 家と競争でこの庭ももっと美しくしよう。 地鎮祭の後、薔薇の苗床作りをした。 ロージー・ガーデン の一番日当たりのよい部分にピートモスや 油粕を混ぜた赤土を入れ、そこに土を入れた。土運びが大変だが、苗床は肝心だから、ていねいに作らなければ。 ノウゼンカズラ2本の植え付けをした。あずまや花壇の斜面スロープの脇に。ここにアーチを立て、 からませてすてきな入り口にしたい。 |